J1浦和は1日、さいたま市内で練習を行い、堀孝史新監督(49)体制が本格的にスタートした。

 先月30日にミハイロ・ペトロビッチ前監督(59)が電撃解任され、1日のオフを挟んでの再始動。チーム最年長のベテランMF平川忠亮(38)は「(ペトロビッチ監督は)決まった形での(選手)交代が多かったけど、(堀監督は)選手のことをよく知っているし、そこらへんはうまくやってくれると思う」と新指揮官に期待した。

 平川は2011年10月に当時のゼリコ・ペトロビッチ監督(51)が解任され、今回同様に堀監督が就任したときのことを引き合いに出し「あの時も調子のいい選手をうまく使ってくれた」と振り返った。前監督は選手を固定した起用が目立っていたが、堀新監督はフレキシブルな采配でチームを再建していくタイプだ。

 この日の練習後には選手の決起集会も開かれた。以前から予定されていたもので、ペトロビッチ監督の解任を受けて開催が決まったわけではないというが、これ以上ないタイミング。

 さいたまダービーとなる大宮とのホーム戦(5日)へ向け、団結ムードを高めた。今回の低迷は4月の敵地のダービーマッチで敗れてから始まっただけに、今度は浮上のきっかけにしたいところだ。