ブラジルに1-1 なでしこ高倉監督の焦り

2017年07月29日 16時30分

なでしこはMF籾木結花のゴールで先制したが…(ロイター=USA TODAY SPORTS)
【ワシントン州シアトル発】昨夏のリオ五輪出場を逃したなでしこジャパンの再建を託された高倉麻子監督(49)が、就任から約1年3か月たっても試行錯誤を続けている。   今回の米国遠征では5人を初招集。これまでも様々な選手を試してきたが、メンバーを決めきれていない。来年4月には2019年フランス女子W杯アジア予選(ヨルダン)を控えており、すでにチームの“骨格”ができ上がっていてもおかしくないだけに、指揮官は「今の状態でW杯や五輪に行ってもまだ勝てるチームではない。たくさん課題があるし、頭の中でまだ埋まっていないピースはいくつもある」と焦りを募らせる。   そんな状況で迎えたブラジルとの米国遠征初戦(27日=日本時間28日)は先制しながら追いつかれて1―1で引き分け。明るい兆しは見せられなかった。高倉監督は「守備面は約束事を守りながら、ある程度は耐えてくれた」と、所属クラブの事情で招集外だったDF熊谷紗希(26=リヨン)を欠いたDFラインには一定の評価を下したものの「勝てた試合を引き分けた。非常に残念。ボールを持った時の判断の質を上げないと、試合の主導権を取れない」と不満げな表情を浮かべた。   今後に控えるオーストラリア戦(30日=同31日)と米国戦(8月3日=同4日)は19年フランス女子W杯、20年東京五輪を見据える上でも実り多き結果を残したいところだが…。