サッカーファンへの中傷ツイートで大炎上中の上西小百合衆院議員(34)が19日、殺害予告や脅迫状が届いたことを受け、警視庁麹町署に出向いた。

 上西氏は15日に行われた浦和レッズとドルトムントの試合後、「浦和酷い負けかた。親善試合は遊びなのかな」「サッカーの応援しているだけのくせに、なんかやった気になってるのムカつく。他人に自分の人生乗っけてんじゃねえよ」などととツイート。これにブチ切れた一部の人物から「殺すぞ」「さらうぞ」などと殺害予告が届く事態に発展した。

 上西氏は19日昼、証拠資料を持参し、麹町署に被害相談。その後行った会見で「後日、被害届を提出する流れになる」と明言した。

 さらに、浦和レッズの代表宛てに「警察沙汰になってしまった以上、一度会って(中傷ツイートの)真意をお話ししたい」という趣旨のメールを送信したことも告白。

 警察としては、今年1月に上西氏の事務所に刃物入りの封筒が届いた時は、さすがに動かざるを得なかったが、今回は先に“仕掛けた”のは上西氏だ。

「これでサポーターだけしょっぴいては警察の心証が悪い。できれば関わりたくないだろう」とは警察関係者。

 そもそも罪に問えるかも微妙だ。同氏は「威力業務妨害か脅迫容疑になる」と自信満々だが…。

「例えば威力業務妨害。殺害予告のせいで業務に支障をきたしたのなら分かるが、むしろ今回の騒動で上西氏のメディア露出は急増し、オイシイ展開になっている。脅迫罪もそう。本人は『恐怖を感じた』と言っているが、喜々とした表情でワイドショーの取材に答えているのは、どこの誰だと(笑い)」(テレビ関係者)

 結局は“上西劇場”に周囲が踊らされているだけなのか。