本田圭祐 ユニホームに仰天ネーム「KSK」、異例の背番号「02」

2017年07月19日 16時30分

主役としてイベントを盛り上げた本田(ロイター)

【メキシコ・パチューカ18日(日本時間19日)発】日本代表FW本田圭佑(31)と契約を結んだメキシコ1部の名門・パチューカが新入団選手発表会見を行った。“大トリ”での登場となった本田は全てスペイン語でスピーチし、クラブ幹部やチームメート、サポーターの心をわしづかみ。本田一色に染まったセレモニーの主役を堂々とこなした一方で、ユニホームにも仰天ネームを入れることが明らかになった。

 クラブ敷地内の屋根付き人工芝ピッチに設けられたステージで行われた新加入選手のお披露目は、本田のためのイベントと言っても過言ではなかった。ステージ横に書かれた「ロス・トゥーゾス(パチューカの愛称)新補強プレゼンテーション」の下には「Keisuke Honda」の文字があり、6選手の入場でも本田は最後に登場。本田に背番号「02」が入ったユニホームが手渡されると、集まった約2000人のサポーターから大歓声が上がった。

 最初に登壇したルイス・バラルディ副会長は日本語で「みなさん、こんにちは。今日ははるばる本田のためにパチューカまでおこしくださり、ありがとうございます」とあいさつ。続いてスピーチしたヘスス・マルティネス会長も「日本のメディアのみなさん、ようこそ」と日本語を交え、日本メディアと本田は最大限のリスペクトをもって受け入れられた。

 司会者から紹介された本田は笑顔でスピーチ。日本語は一切使わず、すべてスペイン語で話し、最後に「(僕に)スペイン語を話すときは、ゆっくりお願いします」とジョークを言うと場内からは笑い声が漏れた。同じ新加入の選手たちからも声をかけられ“つかみはOK”。主役として最後までイベントを盛り上げた。

 本田の推定年俸はクラブ史上最高額の400万ドル(約4億5000万円)。パチューカの公式サイトには本田が契約書にサインしている動画もアップされているが、その際にマルティネス会長は「パチューカがこんなに(年俸を)払うのは初めてのことなんだ」と話しかけている。イベントのスピーチでも「非人間的な努力」という表現をしたように、今回の本田の獲得はクラブにとっても類を見ない投資であることがわかる。

 背番号「02」も日本から見れば風変わりな番号。パチューカは伝統的に1~9番はゼロを加えて表示するためにこの形式となっている。「4」をつける日本代表に続き、DFがつけることが多い2番を選択したのは「世界平和をずっと夢見ていて、それで“ピース”で『2』につなげました」と理由を明かした。

 ユニホームに入れる名前も、慣例にとらわれるつもりはない。本来なら「HONDA」、もしくは「KEISUKE」と入れるところだが、パチューカでは「KSK」と表記する。「KSK」は本田の所属事務所が立ち上げたライフスタイルブランドの名前。「圭佑」をもじったものではあるが、ブランドの宣伝という側面も否めないだけに、異例と言っていい。

 今後は23日(同24日)のリーグ開幕戦・UNAM戦(アウェー)に向けて調整していく。チーム年俸最高額の選手とはいえ、ポジションは保証されていない。主役として迎え入れられた新天地で、本田の挑戦が始まる。