上西氏の埼スタ観戦&会談要求 浦和「はっきり言って迷惑」

2017年07月19日 16時30分

浦和はドルトムントと熱戦を繰り広げた

 J1浦和が“浪速のエリカ様”こと上西小百合衆院議員(34)のツイッター炎上事件に大困惑している。15日の浦和―ドルトムント(ドイツ)戦に関する上西氏のツイートを発端に起きた「上西議員VS浦和サポーター」の構図は、ついにクラブにも飛び火。同氏が浦和との直接対話を求めるとともに、本拠地・埼玉スタジアムでの試合観戦まで宣言したことで、Jリーグ後半戦で逆襲をもくろむチームへの影響が懸念される。

 

 浦和がまたもや厄介な案件に巻き込まれた。上西氏が浦和―ドルトムント戦について、ツイッターで「浦和酷い負けかた。親善試合は遊びなのかな」とつぶやいたのをキッカケに「サッカーの応援しているだけのくせに、なんかやった気になってるのムカつく。他人に自分の人生乗っけてんじゃねえよ」とサポーター批判まで展開した。

 

 すると、浦和ファンと思われる者からファクスやSNSで殺害予告が届く事態に発展。同氏は19日に警察へ被害届を提出することを表明するなど騒動は収まる気配を見せない。

 

 そんな中、上西氏は一連のツイートに関して謝罪、撤回する意思はないとした上、殺害予告の対応を協議するため浦和との直接会談を希望。また上西氏の秘書、笹原雄一氏(53)が「チケットはこちらで用意する。SPはいらない。万一のことがあってもレッズには何も求めない」とツイートし、埼スタで試合を観戦したい意向も明かした。

 

 この日、浦和の松本浩明広報部長は「(上西氏からの)連絡は確認していない。(18日は)事務所が休みなので連絡が取れなかったのかもしれない。連絡があれば、お話を聞くことになるが、こちらは待つしかない。こっちから聞くわけにはいかない」。また試合観戦や直接協議などの対応についても「今の時点では何とも言えない。上西氏が埼スタで観戦? どうなんでしょうね」と困惑の表情を浮かべた。

 

 当初、浦和にとっては一部サポーターと上西氏の“場外乱闘”でしかなかったが、直接対応や試合観戦を希望されて静観できなくなった。特に国会議員のスタジアム訪問を拒否するわけにはいかない。万が一の事態に備えて警備員やスタンド以外の別室観戦を手配する準備も必要となるだけに、浦和関係者は「はっきり言って迷惑」とあきれ気味に語った。

 

 成績不振によるミハイロ・ペトロビッチ監督(59)の辞任騒動が、ようやく落ち着きかけた時期に降ってきた難題。済州(韓国)とのアジアチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第2戦(5月31日)では大乱闘事件もあり、松本広報部長も「今年は何かしらありますね」と苦笑いするしかない。

 

 今季不振の浦和が、Jリーグ後半戦で巻き返しを誓っていた矢先のハプニング。まだまだ波紋を広げそうな“上西問題”が、今後の成績に影響を及ぼすようなことがあれば、サポーターの怒りをさらに燃え上がらせることになりそうだ。