福大V逸 清武弟“鳥栖で翔く”

2013年01月07日 10時44分

<サッカー全日本大学選手権決勝(6日)>早大3-1福岡大

 福岡大のリベンジの夢はかなわなかった。開始早々、早稲田大が試合を動かした。前半2分に左サイドを崩して先制。40分には左サイドからのボールを福大がクリアミスしてオウンゴール。前半から大きくリードされかけた福大だったが、44分にペナルティーエリア内でファウルを受け、FW岸田和がPKを決めて1点を返した。

 何とか同点に追いつきたい福大は後半もMF清武が攻撃の軸となった。後半19分にはFKで直接ゴールを狙ったが、ボールはバーを直撃。同25分にもゴール前でパスを受けてヘディングでゴールを狙ったが、シュートはキーパーの正面。清武の奮闘にも、なかなか同点に追いつけない福大に追い打ちをかけるよう、早大が同31分に追加点を奪って試合を決めた。

 2009年に決勝で明大に敗れてV逸。当時1年生だったJ1名古屋入りが内定しているキャプテン牟田や、鳥栖入り内定の清武にとってはリベンジを期した2度目の国立だった。乾監督は「全体的に力が入りすぎていた。準決までは高い力で守備ができていたが、硬さのせいか下がってしまった」と選手らの緊張を敗因に挙げた。

 また牟田は「力不足。1年の時にここで負け、最後にここで笑うことを目標にしてきたが、これが今の実力」と反省の言葉を繰り返した。

 海外で活躍中の兄・弘嗣(ニュルンベルク)から、昨夜メールをもらったという清武は「1年の時に大きな経験をさせてもらい、最後をここで迎えられたことは大きい」と大学でのサッカー生活を振り返った。悔しそうな表情を崩さなかったが「早く鳥栖というチームに慣れ、1年間試合に出続けるよう頑張りたい」と胸を張って、次のステップでの目標を誓った。