星稜が本田以来の4強進出

2013年01月06日 10時39分

 全国高校サッカー選手権は5日に準々決勝を行い、名門・星稜が、苦しみながらも東海大仰星(大阪)を破り、8大会ぶりに国立への切符を手にした。


 主役はキャプテンのGK置田竣也だった。前半39分、味方からのバックパスを受けた際、芝に足を取られまさかのキックミス。不運にもゴール前に詰めていた相手選手にボールを奪われ、1点を献上してしまった。


 だが、これでイレブンは奮起した。ハーフタイムに「置田に恥をかかせるわけにはいかない」を合言葉に一致団結。後半17分にFW今井の2試合連続弾で同点に追いつき、執念のPK戦に持ち込んだ。そして東海大仰星の1本目。「自分のミスで失点したので、ここで取り返したかった」という置田が、仰星の主将・MF萬のシュートを止め、自ら勝利を導いた。


 2年前、母校に練習に来た日本代表MF本田圭佑(26=CSKAモスクワ)のシュート練習で、GKを務めたという置田。だが1本も止めることができなかった悔しさが、その後の成長につながった。さらには河崎監督が「(置田は)本田のように『上に行こう』という気持ちが強い」と話すように“本田イズム”を引き継ぎ、チームをけん引する存在となった。


 その本田が在籍した04年度大会以来となる4強入りを決めた星稜イレブン。まずは国立の舞台で大先輩が超えられなかった決勝への壁を乗り越え、初の栄冠を目指す。