桐光学園“ツンツン指導”で国立切符ゲット

2013年01月06日 10時36分

“ツンツン指導”で国立切符ゲットだ。全国高校サッカー選手権は5日に準々決勝を行い、桐光学園(神奈川)は後半ロスタイムの劇的ゴールで作陽(岡山)を破り、16年ぶりの4強進出を決めた。


 1―1のまま迎えた後半ロスタイムに両チームの采配が明暗を分けた。ロスタイムが3分以上過ぎ、作陽のゴール手前で桐光学園がスローイン。時間的にラストワンプレーのところで作陽はPK戦を見越してGKを交代させる。


 プレー再開後、ゴール前に入れたロングスローからのこぼれ球を拾ったFW野路貴之が豪快に左足を振り抜く。すると代わったばかりのGK末藤の反応が一瞬遅れ、ボールはそのままゴールへ。そして直後に試合終了。劇的な幕切れで桐光学園が勝利を手にした。


 佐熊監督は「作陽さんは能力が高く、苦戦は予想していた。ギリギリで勝ちきるのが、うちのサッカー」とその勝負強さに胸を張った。千金弾を決めた野路はチームトップの3ゴール目で得点ランキングでもトップと1点差の3位タイ。「得点王は狙いたい。自分が点を取ればチームの勝利に貢献できるので」と堂々言い切った。


 桐光学園の快進撃を支えるのが、佐熊監督の厳しい指導姿勢だ。初戦でV大本命の四日市中央工(三重)に快勝したのを皮切りに会心の試合内容が続くが「まだまだ。もっとやれる」と決して褒めずにイレブンの尻を叩き続ける。「普段からサッカーのことはもちろん、生活面までしっかり言っています」(佐熊監督)。

 

 エースのMF松井修平も「厳しい指導を受けられることが、うちの良さ」と、嫌がるどころか感謝している。


 PKなしの3連勝でベスト4を決めた桐光学園。イレブンも心酔する佐熊イズムがチームを初Vへと導く。