サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)は3日(日本時間4日)、英国のカーディフで決勝が行われる。CL史上初の2連覇と最多12度目の優勝を狙うレアル・マドリード(スペイン)と、21年ぶり3度目の欧州制覇を目指すユベントス(イタリア)が対戦。レアルの攻撃をユベントスの鉄壁の守備がどこまで封じられるかが大きな見どころだ。

 レアルはここまで12試合で32得点。特にエースFWクリスチアーノ・ロナウド(32)は今大会も10ゴールを奪い、準々決勝以降は8ゴールと大暴れしている。リーグ最終戦から2週間が経過し、疲れも癒えた。「調子はいい。ユベントスは素晴らしいチームだが、自分たちが勝つと思っている」と自信を隠さない。

 一方のユベントスは39歳のGKジャンルイジ・ブフォン、DFレオナルド・ボヌッチ(30)らを軸とした守備陣が12試合でわずか3失点。9勝3分けと無敗で勝ち上がってきた。ブフォンは2年ぶりの決勝を前に「後悔しない試合をしたい」と、悲願のビッグイヤー(欧州CL優勝カップ)獲得に向けて闘志を燃やしている。最近10年の対戦成績ではユベントスが2勝2分け1敗とやや優勢。C・ロナウドとブフォン、2人のスーパースターはどんなパフォーマンスを見せるか。