権田 目指すは闘魂GK楢崎

2013年01月07日 11時00分

 サッカー日本代表GK権田修一(23=FC東京)が、あの闘魂GKを目指して正守護神の座を狙う。

 昨夏はロンドン五輪で不動の守護神として4試合連続無失点を記録するなど、日本を44年ぶりの4強に導く活躍を見せた権田。今後はA代表でのレギュラー取りに期待がかかるが、その胸にはひそかな目標がある。元日本代表GK楢崎正剛(36=名古屋)だ。

「楢崎さんのシドニー五輪での姿が今でも目に焼き付いているんです。血を流して骨折している中であれだけのプレーをするというのが衝撃的だった」と権田は話す。

 2000年シドニー五輪で正GKだった楢崎はチームをベスト8へと導いたが、準々決勝米国戦では試合中にDF中沢佑二(34=横浜M)と激突して左前頭部を骨折。流血しながらもプレーを続行する気迫を見せた。

 当時権田は11歳。ちょうどプロ選手を目指そうと決意した時期だっただけに、楢崎の姿に強い憧れと尊敬の念を抱いた。それは権田のプレースタイルにも大きな影響を与えたという。

「自分にとっての原点というか。やっぱり強い気持ちを見せてプレーするということがGKは大事なんですよ」。ピッチ上で仲間を激しく叱咤するなど気持ちを前面に押し出す権田だが、楢崎の熱い闘魂を手本にして日々精進しているわけだ。

 オフはイタリアとドイツで武者修行を行うなど、旺盛な向上心も変わっていない。大きな夢を支えに、2013年はさらなる飛躍を期す。