佐賀商またも終了間際に決勝弾

2013年01月03日 10時45分

 全国高校サッカー選手権第3日、佐賀商(佐賀)は1-0で実践学園(東京B)を下し3回戦に進出した。

 

“持ってる男”が2試合連続の決勝弾でチームに勝利をもたらした。佐賀商は前半、強風を利用してFW江口裕之にロングボールを集め、優位に試合を展開。終了間際に左右から3度のCKで得点チャンスを迎えたが、決め切れなかった。


 逆に後半は風上に立った相手の猛攻に苦戦し、ゴール前でのクリアすらままならない状況。それでも失点は許さず、スコアレスのままPK戦にもつれ込むかと思われた。だが、佐賀商は同ロスタイムに左サイドのFKを獲得。MF大木悠輔が直接枠内に蹴り込んだボールは実践学園のGKに弾かれたが、さらにバーに当たったこぼれ球がDF松尾渉の正面に。しっかり右膝で押し込み、試合を決めた。


「キッカーの大きなボールが良かっただけ」と謙遜した松尾だが、前回の日本航空(山梨)戦でも後半ロスタイムに決勝点を決めたラッキーボーイ。「チームメートからも持ってると言われたが、普段はそんなことはない。足がきてるんですかね」と照れ笑いした。


 終了間際の得点は相良監督も予想外だったようで「驚いています」とポツリ。「(初戦で実践学園と対戦した)東海大五(福岡)はうまくくさびを入れていたので、5割以上入れていくよう指示した」と同じ九州勢を手本にしつつ「相手どうこうよりも自分たちの色を出すこと。攻めの気持ちを最後まで持つよう伝えた」(相良監督)と最後は強い気持ちで勝利をものにした。


 3回戦は優勝候補・桐光学園(神奈川)が相手だが、松尾は「思い切りプレーしたい」ときっぱり。人生初の全国の舞台にも気後れはない。“持ってる男”が次戦でも試合の行方を左右するキーマンになりそうだ。