ザック監督“遠藤の後継者は扇原”

2013年01月01日 17時00分

 日本代表アルベルト・ザッケローニ監督(59)がついに意中の選手を発見した。2014年ブラジルW杯アジア最終予選を戦う日本代表の最大懸念といえば、W杯本番時には34歳になっているMF遠藤保仁(32=G大阪)の後継者探し。この難題に対し、指揮官はロンドン五輪でベスト4進出に活躍したMF扇原貴宏(21=C大阪)を指名した。

 関係者らによると、ザッケローニ監督は以前から扇原のパスセンスを高く評価しているという。ロンドン五輪でもCKやFKを任されることが多かったように、正確なキックが持ち味。身長184センチと体格も良く、日本サッカー界期待の司令塔候補だ。

「原(博実技術員長=53)に聞いたけど、ザッケローニ(監督)は扇原を『遠藤の後継者と考えている』と言っているそうだ。たしかに技術もある。ロンドン五輪の関係で12年には日本代表に選ばなかったそうだが、13年中には選ばれるだろう」とある協会幹部は明かした。

 日本代表では遠藤の後継者問題が度々、クローズアップされてきた。負傷などで遠藤を欠くと中盤でパスが回らなくなり、苦戦を強いられたからだ。そのため協会内でも「遠藤の代役を早く選定しないといけない」と懸案事項になっていた。

 ザッケローニ監督も手をこまねいていたわけではない。W杯アジア3次予選では浦和MF柏木陽介(25)らを候補として起用したが、合格点は出せなかった。現在はMF高橋秀人(25=FC東京)をテスト中だが、ここに扇原も参戦することになる。「彼(扇原)は左利きだけど、右でも器用に蹴れるので貴重な存在になる」(前出の幹部)

 日本代表はW杯アジア最終予選ヨルダン戦(3月、アウェー)に勝利すれば、本大会の出場権を獲得。W杯まで1年以上もチーム強化を行う時間がある。次世代の司令塔と呼ばれる扇原がザックジャパンに新風を巻き起こすかもしれない。