サッカー元韓国代表FW安貞桓(アン・ジョンファン=41)が17日に放送されたTBS系「あの時!スゴかった人 ~一流アスリートが驚いたアノ人大追跡~」に出演。現役引退後に驚きの転身を遂げていることを明かした。

 番組は、一流アスリートが驚いた「スゴかった人」のその後を追う追跡バラエティー。安は、FC東京の元日本代表FW大久保嘉人(34)が衝撃を受けた選手として取り上げられ、VTRで登場した。

 安といえば、2002年の日韓W杯決勝トーナメント1回戦で、イタリア相手に決勝ゴールを決めるなど活躍。韓国初のベスト4進出に大きく貢献した。また、イケメン選手として女性ファンの人気も高かった。Jリーグでは02~05年まで清水エスパルスと横浜Fマリノスでプレーしている。

 現役時代と比べ、かなりぽっちゃりした体形で登場。モデルのようだった当時のスタイルではなく、なかなか立派な“メタボ腹”を携えインタビューに応じた。

 まずはその体形変化について質問されると「9キロぐらい増えたかな」と現役時代の71キロから80キロへの“増量”を告白。そして本題の引退後について聞かれると「(引退して)サッカーの解説をしている時に依頼が来て、今はバラエティー番組のMCをやっています」と驚きのタレント転身を明かした。

 実際の映像を確認すると、安は明るい性格と、軽快なトークでスタジオの笑いを取っていた。現在、4本のバラエティー番組にレギュラー出演しているという。収入について「現役時代の半分」と明言は避けたものの、売れっ子であることは間違いないようだ。

 サッカー選手時代の名声にすがらず“異世界”に挑戦することについては「30年以上サッカーだけやってきて、他の世界を知らなかった。毎日新しい世界を経験できますし、この経験は今後の人生に役立つ思う」と胸中を語った。