【W杯アジア最終予選】あの元日本代表監督が緊急提言 香川&本田こう使え!!

2017年03月28日 16時30分

日本のダブルエースだった本田(左)と香川の処遇とは?

 あの名将がハリルジャパンに緊急提言だ。ロシアW杯アジア最終予選タイ戦(28日、埼玉)に臨む日本代表は、エースFW本田圭佑(30=ACミラン)の存在感が薄れるなど世代交代が加速し、過渡期を迎えている。W杯本番に向け、バヒド・ハリルホジッチ監督(64)にはどういったチームづくりが求められるのか。元日本代表監督の石井義信氏(78=現FC東京アドバイザー)が本紙に激白した。

 

 大一番だったアウェーUAE戦に完勝したハリルジャパン。1988年ソウル五輪アジア最終予選で日本代表を指揮した石井氏は「非常に良い試合だった。みんなに勝ちたいという気持ちが出ている」と、チームの現状を高く評価する。

 

 その中で注目されるのは、ダブルエースとして長年日本を支えてきたFW本田とMF香川真司(28=ドルトムント)の処遇だ。石井氏は2人が参加した2008年北京五輪代表チームの立ち上げから日本サッカー協会の技術委員会メンバーとして支援。「(同代表に)ずっと付いていたから、あの選手たちのことはよく分かっている」。近くで接してきた2人の現状をどう見るのか。

 

 クラブで出場機会がなく選出が波紋を呼んだ本田については「戦況を読む目、頭で理解する部分は上がっている。そういう選手は必要になる。切り札のような形で使うとか。あとはいざという時、ずっと代表のことを分かっている選手が大事になってくる」と代表での実績や大一番の勝負強さは捨てがたいという。

 

 では香川はどうか。代表で、なかなか結果を出せずUAE戦でも最初に交代を命じられた。石井氏は「個人としては目立った働きをしてなくても、彼がいることで周りがうまくいっているという見方もできる。香川がゴールしなくても、他の選手が点を取る。そういうときに彼は邪魔なのか。飛び抜けて何かをやっていなくても、一つの駒としてすごくうまく機能しているのでは。それならあえて彼を落とす必要もない」と指摘する。

 

 さらに「相手に対する脅威、恐怖感というものを考えると香川には“名前”がある。ならば彼を使ってもいいと思う」と欧州ビッグクラブで活躍するネームバリューも世界と戦う上では一つの武器になるわけだ。

 

 一方、ハリルホジッチ監督にはこんな注文も。「代表監督がチーム(Jクラブ)を回って監督と1対1で話す。そこで『この選手はこの部分を伸ばしてほしい』とか『代表チームはこういう選手を求めている』と伝えるコミュニケーションが重要。空いている時間はいっぱいあるのだから欧州にばかり視察に行くのではなく、クラブの練習日などに回って話をすることも代表監督の大きな役割ではないか」と“Jクラブ行脚”を提案した。UAE戦でも約2年も代表から遠ざかっていたMF今野泰幸(34=G大阪)が活躍したように、Jリーグにはまだまだ埋もれた人材がいる。普段からJクラブとより緊密に連携することが、日本サッカーの底上げにつながるという。日本代表監督の先輩からの“金言”をハリルジャパンはどう生かすか。