サッカー日本代表は23日(日本時間24日)に行われたロシアW杯アジア最終予選UAE戦(アルアイン)で2—0と快勝し、W杯切符を占う大一番を制した。

 同予選初戦で敗れた難敵UAEとのアウェー決戦に臨んだハリルジャパン。FW本田圭佑(30=ACミラン)は先発から外れ、同じく所属クラブで出場機会のないベテランGK川島永嗣(34=メス)がスタメンに起用された。

 試合はバヒド・ハリルホジッチ監督(64)の繰り出した勝負手がピタリと的中する。前半14分、右サイドでDF酒井宏樹(26=マルセイユ)からパスを受けたFW久保裕也(23=ヘント)が右足で決めて先制。本田に代わって右サイドに入った久保がいきなり結果を出した。

 1—0とリードした日本は直後の同20分、FWマブフート(26)にペナルティーエリア内でフリーでシュートを打たれるも、川島が体を投げ出してスーパーセーブ。絶体絶命の危機を救った。

 後半6分には久保の右クロスを受けたMF今野泰幸(34=G大阪)が押し込んで貴重な追加点。約2年ぶりに代表復帰して即スタメンに抜てきされた今野が大仕事をやってのけた。

 このまま逃げ切った日本はUAEへのリベンジを果たし、中東アウェーで大きな白星を手にした。指揮官の絶妙タクトで勝ち点を13に伸ばし、6大会連続のW杯出場へ大きく前進した。