【W杯アジア最終予選】ハリルJ困惑 惑わす作戦?決戦のピッチが狭い?

2017年03月23日 16時30分

【UAE・アルアイン22日(日本時間23日)発】これも“アウェーの洗礼”なのか。ロシアW杯アジア最終予選UAE戦(23日午後7時30分=同24日午前0時30分)に臨むハリルジャパンは試合会場となるスタジアムで公式練習を実施した。しかしバヒド・ハリルホジッチ監督(64)をはじめ代表イレブンは決戦の舞台となるグラウンドへの違和感を訴えるなど、大きな波紋が広がっている。

 

 約1時間の公式練習を終えた代表イレブンはすっきりしない表情を見せた。

 

 UAEリーグの強豪アルアインの本拠地でW杯最終予選の試合会場となったハッザーア・ビン・ザイードスタジアムのピッチが「ちょっと狭い」(GK西川周作=30、浦和)というのだ。

 

 実際に計測したわけではないものの、百戦錬磨の選手だけではなくハリルホジッチ監督も練習中に「狭いんじゃないか」と漏らすなど、普段とは違うグラウンドに戸惑っていた。しかも取材に応じたほとんどの選手が同じ違和感を口にしており、何か“異常”を感じているのは間違いない。

 

 DF吉田麻也(28=サウサンプトン)はスタジアムについて「芝生の状態は中東国の中ではいいほうだけど…。ピッチが“狭い”とみんな言っている。(事実ならば)守るほうとすれば、コンパクトになるので守りやすくなるけど、FWは難しいところがあるかもしれない。どうなるのか」と少し困惑ぎみに話した。

 

 国際試合ではタッチライン(縦)は100~110メートル。ゴールライン(横)は64~75メートルに定められている。仮に違反すれば、国際サッカー連盟(FIFA)からペナルティーは避けられないが、同スタジアムのタッチラインは、かねて国内リーグで使用されているよりも内側に新たな線が引かれていた。加えてサッカー専用スタジアムのため、スタンドとの距離を近くに感じるという視角的な錯覚があるのかもしれない。

 

 スタジアムの関係者はタッチラインの変更については「よく分からない」と説明。日本代表スタッフもピッチサイズを確認していたが、感覚とはいえ、試合への影響も懸念される。特にUAEが通常、ドバイやアブダビで行う国際試合をアルアインに指定したことなどを含めて、日本を惑わす“作戦”だった可能性も否定できない。

 

 2004年アテネ五輪アジア予選に臨んだ日本は、UAEでの試合で謎の集団下痢に見舞われるなど、過去にもさまざまなトラブルに巻き込まれている。果たして、今回は無事に試合を終えられるのだろうか。