【W杯アジア最終予選】本田が不安吐露 勝負を分ける「10センチの差」

2017年03月21日 16時30分

【UAE・アルアイン20日(日本時間21日)発】UAE戦に臨む日本代表は合宿2日目、全選手が集合し、約2時間の練習を行った。クラブで出場機会を失っているFW本田圭佑(30=ACミラン)が取材に応じ、W杯予選を戦う意気込みと、不安視される自身の現状について語った。

 

 敵地での決戦に向けて本田は「常に最高の準備をする。試合に出ることを前提にしていかないと。どんなハプニングが起きるかわからないし、交代選手も含めて総力戦になる。勝ちしかないとは言わない。だが、負けはない。この段階で一番大事な試合と思う」と決意を語った。

 

 しかし、今年に入ってわずか3分しかプレーしていない。ミランでは完全に構想外となっていることに「良い経験をさせてもらっている」と苦笑い。体調不良もささやかれているが「悪くない。試合に出ていないと(コンディションが)上がらないというのはウソです」と力を込めた。

 

 一方で、本田にも不安があるという。「試合勘のところですね。問題は…。普通のところは問題ない。ただ、サッカーは10センチでゴールになるか、ならないか。その10センチのところを“感覚”っていうと思う。これはダメなときはダメなので。そこは試合をやってみないとわからない」と話した。

 

 今回の代表メンバー発表前、本田の招集可否が大きな話題となったが「盛り上がるのはいいんじゃないですか。いずれ外れるときもくるし、サッカーをやめるときもくる。自然の摂理です。そして、いつかは死ぬわけですから。ただ、ここ(代表)でその話題が出るのは本望ではない」と、まずはUAE戦に向け集中するという。

 

 ハリルジャパンでは9得点を挙げているトップスコアラー。指揮官も決定力に期待する。「ピッチでどうプレーするのか。今回も自分が出て点を取るつもりでいきますよ」。ミランでは苦境に立たされている日本のエース。重要な局面で本領発揮となるか。