佐々木監督「サッカー界の赤ひげ先生」に

2013年01月01日 11時00分

 ――どんなチームをつくるのか。新たな策は

 佐々木 新しいものをプラスするのがいいこととは限らない。一人ひとりの質や精度を上げるだけでも変わる。欧米に立ち向かうには、サッカーの精度を上げたい。新戦術は後の話。あとはU―20世代のレベルを引き上げたい。やることはたくさんある。

 ――ヤングなでしこ世代の評価は

 佐々木:まだまだ足りないものは多い。世間はU―20W杯を見て田中陽子や猶本光がすごいと言うけれど「ちょっと待って」という感じ。なでしこ常連選手のような切り替えの早さや予測、目配り、気配りといった部分はまだ足りないよね。ただ、チャンスは与えたい。

 ――チームづくりのビジョンはどうか

 佐々木:来季は選手を見極めるシーズンにしたい。3年後のW杯、4年後の五輪に誰を選ぶかというジャッジはシーズンをしっかり見てから。若い選手の状況を見て「なかなかやるな」と思えば代表に選ぶし、中堅の選手が伸び悩んでいると感じたら、外す。その上で翌年(2014年)から戦術的な作業になる。

 ――ところで世代交代は難しいのでは

 佐々木:自然に切り替えたい。ベテランの経験値や積み重ねが高いとジャッジできれば、年齢を理由に代えない。「○○選手は2年後に○歳だからもうダメだろう」とベテランを切り、期待度だけで若手を選んだら、後で狂う。ただ同じポジションで同レベルの選手なら若い選手を使うことはあるかもしれない。