佐々木監督「サッカー界の赤ひげ先生」に

2013年01月01日 11時00分

 ロンドン五輪で銀メダルを獲得したなでしこジャパンの佐々木則夫監督(54)は勇退から急転、続投が決まった。2015年カナダ女子W杯連覇、16年リオデジャネイロ五輪金メダルに向け再び動きだした名将に、本紙が単独インタビュー。大黒柱のベテランMF澤穂希(34)、U―20世代のシンデレラガールMF田中陽子(19=ともにINAC神戸)とMF猶本光(18=浦和)の評価から、「サッカー界の赤ひげ先生」になる野望までノリさんが胸中を激白した。

 ――初めから監督続投を意識していたのか

 佐々木監督:五輪で金メダルは取れなかったけど、選手が笑っていた姿に「卒業だな」と。妻(淳子夫人)も「次のステップ」という僕の意見に同調してくれた。ただ多くの方に「また(監督を)やって」と声をかけられ、少しずつ何かが変わっていった。女子サッカーの地位を固める一助になりたいと考えた。

 ――誰かに相談は

 佐々木:(元日本代表MFで明治大学同級生の木村)和司(54)にも相談していないし、したことはないね。帝京高元監督の古沼貞雄氏(73)からは「どうするんだ?」という連絡はあったが、それだけ。最終的には自分で決めた。情熱が戻るのに時間がかかったけど、選手たちを抱える以上はW杯連覇を目指したい。

 ――続投はリスクが大きいのでは

 佐々木:そんなことは全然考えなかった。僕の人生を考えた時、女子サッカーの地位をあと4年間で固めたい気持ちが大きかった。この仕事が終わった時、世間から「ノリさんという人がW杯優勝や五輪で準優勝もしたが、後がダメだったね」と言われるかもしれない。でも女子サッカー界に名前を残すことはまだできると思っている。