【ドイツ・ロッテ14日(日本時間15日)発】ドイツカップ準々決勝でドルトムントの日本代表MF香川真司(27)は3部ロッテ戦にフル出場し、3―0の勝利に貢献した。これで公式戦2試合連続のフル出場。ゴールこそなかったが、チームの2点目を演出するなど、存在感を見せた。

 2月28日に開催予定だったが、悪天候で延期となった試合。香川は右MFとして出場し、積極的に攻撃参加するなどチームをけん引した。後半12分に先制すると、21分には香川が得点機をつくり出す。ペナルティーエリア内から上げたクロスをMFラファエル・ゲレイロ(23)が折り返し、最後はFWアンドレ・シュールレ(26)がたたき込んだ。38分にも加点し、4年連続の準決勝進出を果たした。

 今季の香川はクラブで出場機会が激減し、ロシアW杯アジア最終予選を戦う日本代表入りが危ぶまれていた。主力選手の状態が不安視されるなか、日本の10番がようやく本来のパフォーマンスを発揮し始めたのは日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(64)にも朗報になったはずだ。