メッシ欧州CL決勝「締め出し」か 英国EU離脱問題が直撃

2017年03月02日 16時30分

メッシ(左)とネイマールが英国に入国禁止?(ロイター)

 英国の欧州連合(EU)離脱で、サッカー界のスーパースターコンビが欧州最高峰の舞台から締め出される可能性が出てきた。

 スペイン紙「スポルト」によると、欧州サッカー連盟(UEFA)のアレクサンデル・チェフェリン会長(49)が「もしBREXIT(ブレグジット=英国のEU離脱)が続行されれば、すべてが変わる可能性がある。(FWリオネル)メッシ(29)とFWネイマール(25=ともにバルセロナ)も入国禁止になる可能性がある。今年の(欧州チャンピオンズリーグ=CL)決勝(6月3日)は(英国の)カーディフで開催される。入国できなければ我々にとって大問題だ」と懸念を表明した。

 2人が所属するバルセロナはCL16強に進出しており、今後の結果次第で決勝に進む可能性もあるが、問題はカーディフで開催される点だ。英国は昨年6月にEUからの離脱を決定。早ければ今月中にもEU側に意思を正式に通告し、交渉が始まる見通しだ。離脱の手続きが完了すると、入国審査がこれまで以上に厳しくなるとみられ、2人が抱えている“脱税問題”が大きなネックになるという。

 チェフェリン会長は、フランス1部パリ・サンジェルマンのDFセルジュ・オーリエ(24)が昨年11月の英国遠征の際、暴行罪などの犯罪歴を理由にビザが発給されなかったことに触れ「入国できなかった出来事は非常に悲しい。もしブレグジットが本格的に実行されれば事態は悪化するだろう」と指摘する。

 メッシとネイマールは、ともに脱税で有罪判決を受けている。上告中で判決は確定していないが、EU離脱による審査の厳格化で入国拒否が現実になりかねない。サッカー界を代表するスターコンビが入国拒否で欠場となれば大騒動に発展するだけに、今後の動向が注目される。