25日の開幕を前にJ1~J3の全54クラブの監督と選手代表が顔を揃えた「Jリーグキックオフカンファレンス」が13日に都内で開催され、昨季J1王者の鹿島からはFW鈴木優磨(20)が参加した。昨年末のクラブW杯でブレークし、今季は日本代表FW大迫勇也(26=ケルン)ら歴代の鹿島エースが背負った9番を継承するなど、期待が高まっている。

 開幕戦で戦うFC東京の元日本代表FW大久保嘉人(34)とともにステージに上がると、大ベテランを「非常に厄介」と表現。今季から大幅に増額される優勝賞金について「選手にいっぱい入ることを望んでいる」と“優磨節”を全開した。

 さらに、代名詞のFWクリスチアーノ・ロナウド(32=レアル・マドリード)をまねたゴールパフォーマンスでも「スーパーサイヤ人と言われて…」と、人気漫画「ドラゴンボール」のキャラクターに間違われたエピソードを披露して会場を盛り上げた。

 もちろん、ピッチ上でも輝く。鹿島は新シーズンに向けて大型補強を行ったが、「この競争を勝ち抜けたら、Jでトップの選手になれる」と、やる気満々。「レギュラーになって、海外でやりたい気持ちはある」と、エースに飛躍した先に欧州挑戦の野望があることを明かした。

「自分が好きなのは(イングランド)プレミアリーグ。あの中でやったら成長できると思う」と世界最高峰の舞台を視野に入れる。ロシアW杯アジア最終予選を戦うハリルジャパンからも注目されるワンダーボーイ候補は今季、有言実行の大ブレークを遂げるか。