スペイン1部セビリアの日本代表MF清武弘嗣(27)がJリーグに電撃復帰する可能性が出てきた。地元紙「マルカ」は、清武の古巣J1C大阪をはじめ、鳥栖、神戸の3クラブが獲得に乗り出していることをクラブ幹部が認めたと報じた。

 同紙によると、セビリアは31日が締め切りとなる冬の移籍市場でアルゼンチン人MFワルテル・モントーヤ(23)を獲得し、欧州圏外枠を空けるため清武の放出を検討しているという。Jクラブ以外にドイツ1部のヘルタ、シャルケ、マインツに加え、米MLSのシアトルも清武の獲得に興味を示していると伝えた。

 また29日付の地元紙「ラ・プロビンシア」は、J1鹿島MF柴崎岳(24)の移籍先に浮上していたスペイン1部ラスパルマスが獲得に否定的な見解を示したと報じた。同紙によると、ラスパルマスへの取材で「クラブ有力者が(獲得を)否定した」という。スペイン入りした柴崎は代理人と合流しており、他のスペインクラブ移籍もささやかれている。

 海外進出を目指していた日本代表MF斎藤学(26)は、J1横浜Mに残留する見通しとなったことが29日までに関係者の話で分かった。昨季限りで横浜Mとの契約が切れたため、オフに欧州クラブなどへの移籍を模索したが合意に至らなかった。新たに1年契約を結ぶとみられる。