50歳間近のカズにJ2のDF陣が異常警戒

2017年01月24日 16時30分

50歳で迎える新シーズンに向け、カズが本格始動

 J2横浜FCの“キング・カズ”こと元日本代表FW三浦知良(49)が23日、横浜市内でチーム練習に初合流し、本格始動した。Jリーグ最年長出場&ゴール記録を更新し続けるカズは、J2が開幕する2月26日に50歳の誕生日を迎える。50代初ゴールに注目が集まる中、J2のライバルチームはキングを異常警戒している。ピークは過ぎたはずなのに、一体なぜなのか。

 

 この日はテレビカメラ7台、報道陣約50人が集結。大きな注目を集めたが、カズは21日に自主トレ先のグアムから帰国したばかりとあって軽めのメニューで調整した。新シーズンに向けて「1試合でも多く、1秒でも長くピッチに立って、1点でも多く点を取ってチームの勝利に貢献したい。50歳ですけど、若々しく、若いDFに向かっていきたい」と意気込んだ。

 

 期待されるゴールゲットに意欲を示したが、年齢的にも90分間のフル出場は厳しい状態。カズは「監督とコミュニケーションを取りながらやっていく」。25日にスタートする宮崎・日南キャンプから開幕戦までの調整法、開幕後の起用法などを中田仁司監督(55=顔写真)と話し合いながら決めていく。中田監督もカズについて「全部出るのは無理。いい状態で試合に臨めるようにしていきたい」と語った。

 

 世界的にもほとんど例がない50歳でのシーズン開幕となるが、ライバルチームはカズに対する“警戒指数”をマックスに上げているという。全盛期に比べれば、スピード、キレともにパフォーマンスは低下しており、得点能力も衰えている。それでも、他のクラブ陣営は「カズさんには点を取られたくない」と口を揃える。若いころに勝るとも劣らない警戒態勢だ。

 

 そんな状況は指揮官の耳にも入っている。中田監督は「そりゃ、取られたくないでしょう。50歳の選手に点を取られるのは相手DFからしたら恥だから」と説明。50歳になったカズが歴史的な初得点を決めれば大快挙となる一方、ゴールを取られたチームからしたら屈辱でしかない。

 

 しかも失点シーンの映像はテレビニュースなどで繰り返し流されるばかりか、世界各国にも配信される見込み。得点を許したGKや守備陣は不名誉な姿を全世界にさらすことになりかねない。だからこそ、ライバルクラブは50歳ストライカーを警戒しており、カズへのマークも例年以上に厳しいものとなる。

 

 カズは“鉄壁の守備網”をかいくぐって記念ゴールを奪えるのか。

 

 開幕戦はホームで松本と対戦するが、近年になく白熱したカズとDF陣の駆け引きが見られそうだ。