【スペイン・セビリア15日(日本時間16日)発】スペイン1部リーグ第18節、首位のレアル・マドリードが2位セビリアに1―2で逆転負けし、公式戦不敗記録が40試合でストップした。
記録更新を狙うレアルの最大の難関の一つとされていた「ラモン・サンチェス・ピスファン」での決戦は、やはり甘くはなかった。同じ顔合わせ、同じ会場だった3日前のスペイン国王杯5回戦第2戦は3―3の引き分け。この日も前半から押し込まれる苦しい展開だった。それでもスコアレスで折り返した後半22分、DFカルバハルが倒されてPKを獲得。これをエースFWクリスチアーノ・ロナウド(31)が決めて先制した。
これでレアルが流れをつかんだかに見えたが、同40分にMFサラビアのFKをDFセルヒオラモス(30)が痛恨のオウンゴール。さらに同アディショナルタイム2分、スローインを拾われるとFWヨベティッチにミドル弾を浴び、昨年4月6日の欧州チャンピオンズリーグ準々決勝第1戦でボルフスブルク(ドイツ)に0―2で敗れて以来、9か月ぶりに屈辱のホイッスルを聞いた。
1試合消化が少ないレアルは首位こそキープしたが、セビリアとの勝ち点差はわずか1。優勝争いも混沌としてきた。なお、セビリアのMF清武はベンチ外だった。