【全国高校サッカー】東福岡撃破!東海大仰星の“あきらめない魂”

2017年01月06日 16時30分

 サッカーの全国高校選手権準々決勝(5日)、東海大仰星(大阪)が「あきらめない」を合言葉に昨年度王者の東福岡(福岡)を1―0で破る大金星を挙げた。

 

 徹底した準備とチーム力で、相手の得意なサッカーを封じ込めた。MF松井修二主将(3年)は「東福岡対策を1か月やってきた。セットプレーの守備がおろそかとわかっていた」と語る。その読み通り後半、松井の左CKからのこぼれ球をDF吉田純平(3年)がゴールに押し込んだ。

 

 仰星はどれだけ強い相手にもあきらめることはない。これは中務雅之監督(34)が選手に見せ続けている映像の影響だ。MF原田紘汰(3年)は「試合前日や試合会場に向かうバスの中などでニック・ブイチチさん(34)の映像を見ます」と話す。

 

 両手両足を持たずに生まれたオーストラリア人のニック氏は境遇にめげることなく、スポーツや仕事に果敢に挑戦。生い立ちや生き方を世界中で講演している人物だ。

 

「ニックさんはどんなに転んでも、頭を使ったりして立ち上がる。映像には『最後まであきらめなければ夢がかなう』というメッセージが込められてます。僕らはサッカーができるんだから、相手が強くてもあきらめたらいけません」(原田)。この大一番の前にも映像を見たイレブンは“あきらめない闘志”を目に焼き付けた。

 

 吉田も昨年夏のインターハイで左膝後十字靱帯損傷を負い全治2か月の大ケガで戦線離脱したが、あきらめずにリハビリに耐えて復帰。大事な一戦で決勝ゴールという形で花開いた。ベスト4はチーム最高成績だ。この勢いのまま頂点を目指す。