サッカー日本代表DF長友佑都(30=インテル)が5日、自身のツイッターを更新。第95回全国高校サッカー選手権大会の準々決勝で敗退した母校・東福岡高校(福岡)にエールを送った。

 この日、東海大仰星(大阪)と対戦した昨年王者はプレーに精細さを欠き、0―1で惜敗。Jクラブ内定者を3人も擁する東福岡だったが、東海大仰星の徹底した準備とチーム力に封じ込められ、2連覇の夢がついえた。

 母校の敗退に長友は「東福岡の後輩へ 自分の高校時代インターハイも全国に行けず、選手権は初戦敗退した悔しさを思い出した」と自身の高校時代を振り返り「3年生はこの悔しさを新しい人生の糧とし、1.2年生は先輩の流した涙を、自分たちの結果でぬぐってほしい」と後輩たちにエール。そして「3年あれば人生大きく変えられる FC東京入団からインテル入団まで3年」と自身の経験を踏まえてメッセージを送った。

 長友は高校卒業後、明治大学に進学するも途中までは無名の存在だった。しかし、そこから力をつけて頭角を現し、2007年にはFC東京の強化指定選手としてJリーグデビュー。08年の北京五輪、10年の南アフリカW杯に出場し、イタリアセリエAのチェゼーナに移籍した。カルチョの国でも活躍した長友は11年に世界的ビッククラブのインテルに入団し、活躍を続けている。