【全国高校サッカー】東福岡“アモーレパワー”でV2狙う

2017年01月05日 12時10分

 恋のパワーで勝ち進みます――。サッカーの全国高校選手権に臨んでいる優勝候補の東福岡(福岡)は2試合連続の無失点勝利と危なげない戦いを見せるなど、2連覇に向けて視界良好。その舞台裏では、同高OBの日本代表DF長友佑都(30=インテル)が発し「2016 ユーキャン新語・流行語大賞」のトップテンに選ばれた「(僕の)アモーレ」という言葉のおかげでムードが高まっている。

 

 前年度覇者として警戒される中でも、調子は右肩上がり。大会直前にOBの長友から「全国で2連覇を狙えるのは東福岡だけ。がんばれ」という内容の激励メールが届き、今大会の原動力となっているが、偉大な先輩からは「愛の大切さ」までも継承した。

 

 ある選手は「『アモーレ』がサッカー部の中でも流行したんです」と明かす。言うまでもなく、昨年6月に長友がタレントの平愛梨(32)と交際宣言した際に使ったイタリア語。世間でも流行したようにチーム内でも拡散した。「彼女持ちの選手や、彼女ができた選手を祝福したり、イジったりするときに『アモーレ』を使うんです」と話した。

 

 特に今年のイレブンは「イケメン揃い」としても評判だ。J1G大阪入りが内定しているMF高江麗央(3年)や俊足FW佐藤凌我(3年)の人気が高い。近づいてくる女子も多いため、自然と彼女持ちの選手も少なくないが「恋愛が原動力になることもあるんで、お互いの交際は認めてますよ」(同選手)。

 

 学園祭ではこんなことまで…。同選手は「僕は幼なじみと付き合っていて、よく『アモーレ』とからかわれます。学園祭に彼女が来たときは、部員たちが大きな旗まで作って迎えられたんです。『守るものができました』って書いてあった。バカですよね(笑い)」とおかしそうに語る。

 

 先輩が生み出した流行語「アモーレ」のおかげで選手間の関係も非常に良好。チームにも好影響を及ぼし、一体感や結束力を高めることにつながっている。特に今大会では圧倒的な優勝候補としてプレッシャーを受ける中でも、好調をキープし、しっかりと実力を発揮できているわけだ。

 

 ちなみに「東福岡には平愛梨が好きだったやつが多い。まさか先輩に取られるとは」(別の選手)という複雑な感情もまたチームのハングリー精神向上にひと役買っている。