【高校サッカー】青森山田“天才・久保ショック”でひと回り成長

2017年01月04日 16時30分

 サッカーの全国高校選手権3回戦(3日)で聖和学園(宮城)と対戦した青森山田(青森)はJ2千葉入りが内定しているMF高橋壱晟(3年)の先制点を皮切りに5―0で圧勝。8強が出揃った。

 2試合連続5得点というゴールラッシュで余裕の準々決勝進出を決めた黒田剛監督(46)は「チームとして勝った。選手がプラン通りにやってくれた」と総合力の高さを強調。MF柴崎岳(24=鹿島)を擁して準優勝を果たした7年前を超える初Vに向けて自信を深めている。

 今大会随一の完成度を誇るチームができ上がった裏には、あの“天才少年”の存在があった。青森山田は今季、高校とクラブユースが参加する高円宮杯を制覇。ユース年代の頂点に立ったが、イレブンに衝撃を与えたのがリーグ優勝を決める大一番となった12月のFC東京U―18戦だ。

 この試合にはU―19日本代表に飛び級招集されて注目のFW久保建英(15=顔写真)が途中出場。「日本のメッシ」と騒がれる逸材と対戦したDF三国スティビアエブス(3年)は「高体連にはないプレースピード、パスの速さで、そういったものはすごく良い刺激になった。対戦が糧になってチームのレベルアップにつながっている」と話す。

 試合は青森山田が勝利したものの、久保の驚異的なパフォーマンスに触れたイレブンは「上には上がいる」と痛感。練習への意識がさらに高まり、今大会での大量ゴールにつなげた。“久保ショック”でひと回り成長した青森山田の快進撃は止まりそうにない。