サッカーのクラブ世界一を決めるクラブW杯決勝(18日、横浜・日産スタジアム)に臨むJ1鹿島のFW鈴木優磨(20)が“お宝”ゲットに燃えている。準決勝(14日)でゴールを決めた鈴木は、欧州代表レアル・マドリード(スペイン)のエースFWクリスチアーノ・ロナウド(31)のゴールパフォーマンスをマネし、世界からの注目度が急上昇中。16日に横浜市内で行われた非公開練習後には、スペイン紙「マルカ」の取材を受けたほどだ。

 そんな若きストライカーは、試合後にC・ロナウドとのユニホーム交換に虎視眈々。「(DF西)大伍さん(29)が『俺が行くから』と言っていたけど『俺も』と言った。なんとか(争奪戦で西に)勝てそうな感じですね」と笑みを浮かべた。西以外にもライバルは多そうだが、ピッチに立っていれば、誰にも譲るつもりはない。

 もちろん、最優先するのは銀河系軍団に勝利し世界制覇を実現させることだ。

 鈴木は「(Rマドリードは)準決勝は肩慣らしくらいだったと思うし、決勝では本気を引き出したい」と“ガチンコ対決”に持ち込んで、小学生のころから憧れていたC・ロナウドにひと泡吹かせるつもりだ。

 今季著しい成長を見せている鈴木は「どうやって相手を倒すかといったら勢いを持ってやっていくしかない」とキッパリ。世界を席巻してきた“白い巨人”から、世界タイトルとエースのユニホームを手に入れる。