サッカーのクラブ世界一を決めるクラブW杯決勝(18日、横浜・日産スタジアム)に臨む欧州代表レアル・マドリード(スペイン)のエースFWクリスチアーノ・ロナウド(31)が、ピッチ外でも準備万端だ。開催国代表J1鹿島との世界制覇をかけた決戦に向けて、エースはコンディションだけでなく見た目も“最終調整”。自慢のイケメンぶりに磨きをかけた。

 C・ロナウドはその実力とともに、サッカー界屈指の“イケメンストライカー”としても知られている。本人も外見に自信を持っており、欧州チャンピオンズリーグ決勝(5月)ではPKを決めた際、ユニホームを脱いで自慢の筋肉美を世界に披露した。

 今大会に向けては頭髪を金色にして来日。スペイン紙「マルカ」(電子版)はその理由について、12日に発表された世界最優秀選手賞「バロンドール」を意識し、受賞が決まった際の記念撮影用に「金髪にしたのでは」と報じた。もちろん、全世界が注目するクラブW杯で自己アピールする狙いもあったようだ。

 ルックスへのこだわりはこれだけではない。地元紙「エルムンド・デポルティボ」によると、エースは数千万円もの費用を投じてボトックス注射をしている。これはボツリヌス菌から精製されたボトックスを注入し、筋肉のバランスをコントロールするというもの。小顔やシワ解消などに大きな効果があるという、ハリウッド女優の間でも注目の美容法だ。

 C・ロナウドも地元メディアに「美容には興味があるんだ」と話しており、ボトックス注射でイケメンぶりを“強化”。自身のインスタグラムではフェースパックをする姿を公開し“美容男子”ぶりを見せつけている。

 外見だけでなく、世界制覇へ向けコンディション調整にも不安はない。地元メディアに「観光するために日本に来たわけじゃないんだ。今年を最高の形で締めくくりたいと思っている。僕らはクラブW杯を勝ち取りたいんだ。レアルがトロフィーを掲げるべきだ」と決意を語った。

 Rマドリードは16日、横浜市内で練習。主力選手はごく軽めに調整し、15日の準決勝でゴールを決めたC・ロナウドらは10分ほどランニングするとすぐに引き揚げた。終始リラックスした雰囲気で、イケメンエースは最高の瞬間を最高の状態で迎える。