日本サッカー協会は16日、来年8月にスルガ銀行チャンピオンシップの浦和―シャペコエンセ(ブラジル)戦(埼スタ)の開催を発表した。

 シャペコエンセは11月に航空機の墜落事故で多くの選手やクラブ関係者が犠牲になり、出場予定だったコパ・スダメリカーナ決勝は開催されなかったが、対戦相手のナシオナル・メデジン(コロンビア)が優勝を譲る意向を表明。南米サッカー連盟(CONMEBOL)が正式に承認していた。

 会見に出席したCONMEBOLのアレハンドロ・ドミンゲス会長(44)は「相手のアトレチコ(ナシオナル)から相手をたたえる精神、尊いアクションがあった。2017年のスルガ杯では、CONMEBOLを代表してシャペコエンセが出場チームになる」と語り、Jリーグ・ルヴァンカップ王者の浦和との対戦が正式決定した。

 また会見に同席した岡野光喜スルガ銀行代表取締役会長兼CEO(71)は「シャペコエンセのチームに日本人の何人かが参加してくれたらいいなと思っている」と私案を披露。元ブラジル代表MFロナウジーニョ(36)ら大物たちが加入を申し出ているが、今後は日本人選手が入団する可能性もありそうだ。