【JリーグCS】浦和 鹿島の下克上は許さん

2016年12月01日 16時30分

 汚点は残さない。鹿島とのJリーグチャンピオンシップ(CS)決勝の第1戦(カシマ)を1―0で勝利した浦和は、一夜明けた30日に練習を再開。第2戦(3日、埼玉)で0―1の敗戦でも10年ぶりのリーグ優勝が決まる有利な状況になったが、イレブンに浮かれた様子は一切ない。選手たちが意識しているのは「歴史」だ。DF森脇良太(30)は「年間勝ち点60(浦和は年間勝ち点74)に達していないチームに(優勝チームに贈られる)シャーレを掲げさせてはいけない。そこはみんな考えている」と語気を強めて1位のプライドをにじませた。もし年間勝ち点1位の浦和が、同3位の鹿島に下克上を許せば赤っ恥もいいところ。昨季は同1位の広島が、そのまま年間王者に収まる平穏決着だっただけに、なおさらだ。2年続いた2ステージ制は今季で終了するが、V逸の汚名だけはJリーグの歴史に残り続ける。それだけは何としても避けたいわけだ。

 

 浦和はCSに良い思い出がない。第2S優勝チームとして臨んだ2004年のCSは、PK戦の末に横浜Mに敗れて年間王者の座を逃した。第1S覇者として臨んだ昨季も準決勝敗退。いまだ勝てていない“鬼門”のシステムを突破しての優勝は悲願でもある。

 

 浦和が望むハッピーエンドに向けて、MF関根貴大(21)は「シンプルに勝てばいい」と言い切った。さまざまな思いが交錯する第2戦、負の歴史に終止符を打つことができるか。