【JリーグCS】武田氏「川崎にスキあり…鹿島の下克上ある」

2016年11月22日 16時30分

【武田修宏の直言!!】23日に行われるJリーグチャンピオンシップ(CS)準決勝(23日、等々力)はなかなか難しい戦いになりそうだね。年間勝ち点では2位川崎が3位鹿島に13点の差をつけたし、鹿島は第2ステージ4連敗でフィニッシュ。引き分けなら年間上位チームの勝ち抜けという準決勝の規定を考えても、総合力と勢いで勝る川崎の有利は否定できない。

 

 でも、一発勝負のCS準決勝は、シーズンとは全く別物の大会だよ。リーグ戦の戦績が必ずしも反映されるとは限らない。有利なはずの川崎だが、守備に不安があるので引き分け狙いのサッカーはできない。逆に鹿島は守備に徹してカウンターという戦術が伝統的にできるチーム。しかも、タイトルがかかった鹿島の強さは過去の歴史を見ても明らかだ。

 

 チームカラーを考えても、川崎としては逆の立場のほうが戦いやすかっただろう。こうなると、川崎は攻撃力を前面に押し出し、鹿島をねじ伏せるような試合をするしかない。気になるのは故障者の多さ。年間J1最多の68得点を奪った破壊力を見せられるのかという不安はあるね。

 

 得点力が低下した鹿島とはいえ、セットプレーでの一発もあるし勝利に徹するならPKを奪うような泥くさいサッカーもしてくるはず。鹿島が浦和との決勝に駒を進める可能性は低くないと思うよ。

 

☆武田修宏:たけだ・のぶひろ=1967年5月10日生まれ。静岡県出身。幼少期から「天才少年」と呼ばれたストライカー。名門・清水東(静岡)から86年に読売クラブ(現東京V)入り。ルーキーながら11得点を挙げ、リーグVに貢献し、MVPにも選出された。Jリーグ発足後はV川崎や磐田、京都、千葉などでプレー。00年には南米パラグアイのルケーニョに移籍。01年に東京Vに復帰し、同シーズンで現役引退した。Jリーグ通算は94得点。JSL時代も含めれば152得点を挙げた。87年に日本代表に選出。93年米国W杯アジア最終予選でドーハの悲劇を経験した。

 

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