「腹心」霜田ナショナルチームダイレクター辞任にハリルショック

2016年11月19日 16時30分

ハリルホジッチ監督から信頼を得ていた霜田氏(左)

 ハリルジャパンに大打撃だ。日本サッカー協会の霜田正浩ナショナルチームダイレクター(49)が18日、辞意を表明した。ロシアW杯アジア最終予選サウジアラビア戦後の16日にバヒド・ハリルホジッチ監督(64)の自宅に出向いて意向を伝えた後、17日に田嶋幸三会長(58)に年内での辞任を申し出て了承された。

 

 この日、JFAハウスで取材に応じた霜田氏は「組織やチームの姿として、委員長だとかダイレクターだとか、たくさんいるのは良くないとずっと思っていた」と理由を説明した。3月末に田嶋会長の新体制がスタートし、技術委員長だった霜田氏は西野朗氏(61)にポストを譲り、事実上の降格。田嶋体制への不満が今回の辞任劇の引き金となったようだ。

 

 最終予選を戦う最中の電撃退任となったが、心配されるのはハリルジャパンへの影響だ。霜田氏は14年9月に技術委員長となり、日本代表チームの編成や海外クラブとの交渉で主導的役割を担ってきた。特に自らが招聘したハリルホジッチ監督からの信頼は厚く「シモの働きのおかげだ」が指揮官の口癖。霜田氏を公式戦でベンチ入りさせるなど、チームの実務を取り仕切る右腕として頼りきっていた。

 

 この日も霜田氏が「(辞意を)最初に話したときは『何言ってんだ』と怒られた。最終的には決断を尊重してくれて一層絆が深まった。最後はワインで乾杯してハグしてね」と語るほどの蜜月ぶりだった。二人三脚で歩んできた大黒柱が抜けて、苦戦続きの最終予選にも計り知れない影響が出そうだ。