年間王者を決める明治安田生命Jリーグチャンピオンシップ(CS)の合同記者会見が17日、都内で開かれ、年間勝ち点1位の浦和からMF柏木陽介(28)、同2位の川崎からMF中村憲剛(36)、J1第1ステージ覇者の鹿島からDF植田直通(22)が出席した。

 決勝(第1戦29日=会場未定、第2戦12月3日=埼玉)で待ち受ける浦和の柏木が「浦和が一番強かったといわれる1年にしたい」と王者の貫禄を見せれば、準決勝(23日、等々力)をホームで戦う川崎の中村は「タイトルは悲願。そこにかける思いは強い」とV宣言。さらに植田が「最後に勝ったやつがチャンピオン」と下克上を誓うなど激しい舌戦を展開した。

 会見では、大会アンバサダーを務める松木安太郎氏(58)も加わり選手たちに質問攻め。浦和イレブン御用達のさいたま市内のうなぎ店で、かつて柏木と会食したエピソードを披露し「今回はみんなで行くの?」と突っ込むと「(12月)2日に行きます!」と柏木は即答。ホームで戦う決勝第2戦の直前に決起集会を行う計画を明かした。

 大一番での勝負弱さが目立つ浦和は、うなぎで精力をつけて汚名返上できるか。