武田修宏氏 格下相手の勝利に収穫はゼロ

2016年11月12日 16時30分

精彩を欠いた本田(右)はピッチに倒された

【武田修宏の直言!!】残念ながらオマーン戦に大きな意味はなかったね。苦手の中東勢とはいえ、アジア最終予選に進めなかったFIFA(国際サッカー連盟)ランキング129位の格下でしょ。歯ごたえのないチームだったし、次のサウジアラビア戦に向けて何かトライしたわけでもない。新しい選手を試したという以外、収穫はなかった。

 

 それにしても、ハリルジャパンには相変わらず組織力がないね。例えば右FWの本田が中央に絞ったときに、右サイドバックが上がるのがセオリーなんだけど、そうした連動する動きが少なかった。守備でもカウンターを受けると、対応にバタバタするばかり。これまで繰り返した失敗を生かせていないよ。

 

 10日に行われたW杯南米予選ブラジル―アルゼンチン戦を見たけど、日本と世界の差は広がっているんじゃない? 特にブラジルは個々の力に加え、組織も機能していた。攻撃では速く攻めながら連動性があったし、守備のときも全員でカバーしながら取り組んでいたからね。

 

 次は本番。はっきり言ってサウジアラビアはオマーンの数倍強い。現状は不安しかないけど、OBとして応援しているし選手に頑張ってほしい。(元日本代表FW)