大久保 FC東京移籍の裏に“国見ライン”

2016年11月08日 16時30分

大久保嘉人

 昨季まで3年連続J1得点王の元日本代表FW大久保嘉人(34=川崎)が、来季からFC東京に移籍することになった。今季で川崎との2年契約が満了になるため、複数のJ1クラブからオファーを受けていたが、7日までに新天地を決めた。

 

 この決断の裏には、いくつかの理由があった。大久保の関係者は「東京には国見出身の選手も多いし、今でも仲がいい。そういうところが決め手の一つになった」。大久保の母校で高校サッカーの名門・国見高(長崎)出身のFW平山相太(31)やDF徳永悠平(33)らが在籍しており、ベテランの決心を後押しした。

 

 特に平山とは学生時代から親交が深い。3学年違うため国見高ではともにプレーしたことはないものの、同郷(福岡県)で実家が近所という縁で仲良くなった。かねて大久保は「相太とは不思議と気が合うから。何でも言い合える仲」と話しており、来季は“国見2トップ”で通算4度目のJ1得点王を目指す。

 

 さらに、34歳ながら2年契約年俸1億円(推定)の好条件を受けた。今秋に神奈川県内にマイホームを購入したばかりで、家族と離れなくて済む環境も決断の一因になった。大久保は移籍について「一番条件のいいチームに行くつもり」と希望していただけに、その通りの“厚遇”が与えられた格好だ。

 

 近日中にも両クラブから正式発表される予定だが、大久保は川崎の一員として、Jリーグ年間王者を置き土産にしたいところ。まずは23日のチャンピオンシップ準決勝、鹿島戦に全力を尽くす。