Cロナがレアルと事実上の生涯契約

2016年11月08日 16時30分

ペレス会長(左)と笑顔を見せるC・ロナウド(ロイター)

 スペインリーグの名門、レアル・マドリードは6日、ポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウド(31)と2021年6月30日まで契約を延長すると発表した。手取りの年俸は1800万ユーロ(約21億円)で据え置きだが、インセンティブでの増加も見込める超大型契約。本人は41歳までの現役続行に意欲を見せており、事実上「白い巨人」(レアルの愛称)との生涯契約になりそうだ。

 

 フロレンティノ・ペレス会長とともに7日に記者会見したC・ロナウドは「会長、レアル・マドリード、マドリードの町、チームメート、この瞬間を迎えるにあたって支えてくれたすべての人に感謝したい。今日はレアル・マドリードと僕の絆にとって、とても重要な日だ」と新契約締結を喜んだ。

 

 18年6月末までの契約を3年延長。基本年俸は今までと変わらないが、国内リーグや欧州チャンピオンズリーグ(CL)制覇、さらにバロンドール(フランスフットボール誌制定MVP)など個人タイトル獲得で最高2000万ユーロ(約23億円)まで手にすることができる。

 

 09年夏にマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)から当時最高額の8000万ポンド(当時のレートで約129億円)といわれる移籍金で加入。欧州CLを2度制覇し、今年の欧州選手権ではポルトガル代表の主将として初優勝の原動力になった。名実ともに世界のトップに君臨する男にふさわしい契約だ。

 

 もっとも、C・ロナウドに「満足」の2文字はない。「あと5年は、このクラブでプレーできる。でも、これが最後の契約でないことは明らかだ」とした上で「41歳までプレーしたい。これから5年間は、これまでと同じようなことをしていく」と、あと10年、レアルで現役を続けていく意向を示した。

 

 これには、レアルのジネディーヌ・ジダン監督(44)も「彼の夢は、このクラブで引退することだった。昔の自分のように彼がここで現役を終えるというのは、うれしいね」と歓迎した。もちろん、今のC・ロナウドが最高のパフォーマンスを維持できる保証はない。欧州選手権で痛めた左ヒザの状態は万全ではなく、今季は低調な内容に終わる試合も少なくない。それでも、ジダン監督は「何の問題もない。彼は、かけがえのない存在だ」と揺るがぬ信頼を寄せている。

 

 今後、C・ロナウドには大きな仕事が待っている。12月に日本で行われるクラブW杯で“世界制覇”を目指し、リーグ戦、スペイン国王杯、欧州CLとの「4冠」を狙う。欧州CLでは前人未到の通算100得点まで、あと5点。快進撃が止まることは、しばらくなさそうだ。