【W杯アジア最終予選】FKキッカーに原口が名乗り!

2016年11月07日 16時28分

原口がFKキッカーに名乗りを上げる

 サッカー日本代表の絶好調男が“エース襲名”に向けて動き出した。ロシアW杯アジア最終予選サウジアラビア戦(15日、埼玉)に臨むハリルジャパンは6日、茨城県内で合宿をスタート。まずは国際親善試合(11日、カシマ)でオマーンと対戦するが、同予選3試合連続ゴール中のFW原口元気(25=ヘルタ)はエースFW本田圭佑(30=ACミラン)が務めるFKキッカーに名乗りを上げる構えだ。

 

 ドイツでスタメン出場を続ける原口は日本代表のレギュラーに定着。W杯最終予選では9月6日のタイ戦以降、3戦連続ゴールと結果を残している。10月シリーズ中には「自分のプレーを出せている。周りのサポートは大きい。走ればボールが出てくる」と手応えを語っているが、いよいよ次なるチャレンジに挑む。

 

 それはハリルジャパンにとって最大の課題とされるFKキッカーだ。最終予選で苦戦が続くなか、日本はFKからの直接ゴールなどセットプレーからのチャンスをつくり出せない。原口が「もっと貪欲にやらないといけない」と話すように、11月シリーズではキッカーに立候補する決意なのだ。

 

 これまでは日本代表でキッカーを務める場面はなかったが、2014年まで在籍したJ1浦和ではFKを担当することもあった。もともと高い技術力を持つだけに、キックの精度には定評がある。ハリルジャパンでも実績を武器に正キッカーを務める本田に対し“禅譲”を求めることになる。

 

 すでにドイツでFK練習を重ねているが、さらに無回転FKの第一人者で「名キッカー」として知られる元日本代表MF三浦淳寛氏(42)にも指導を求めた。三浦氏もTBS系「スーパーサッカー」に出演した際に「原口から電話で連絡があった」と認めている。まだ実現していないものの、直接アドバイスを送る準備はあるという。

 

 今回の日本代表戦でFKゴールを決めてキッカーとしての地位を確立すれば、本田をエースの座から引きずり降ろすことも可能。特に今季の本田はクラブでの出番が激減し、日本代表でのパフォーマンスも精彩を欠いている。勢いのある原口が躍動すれば、誰もが認める日本代表の主役になれるはずだ。

 

 原口は4日(日本時間5日)、ドイツ1部リーグのボルシアMG戦後に「自分が(代表で)ポジションを奪ったとは思っていない。もう一回、いい感覚を取り戻さないとドイツでも代表でも苦しくなる」と謙虚に話している。不振が続くハリルジャパンを絶好調のストライカーがロシアまでけん引していく。