【欧州CL】清武デビュー セビリア勝利に貢献

2016年11月03日 11時30分

待望のCL初出場を果たした清武(ロイター)

 日本の若武者がついに“欧州デビュー”を果たした。サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグ第4節の8試合が2日(日本時間3日)に行われ、セビリア(スペイン)の日本代表MF清武弘嗣(26)がディナモ・ザグレブ(クロアチア)戦の後半30分から投入され、待望のCL初出場。4―0の勝利に貢献し、9試合ぶりの出番となった公式戦の舞台で存在感を示した。

 

【スペイン・セビリア発】待望の出番が来た。2―0でリードした後半30分、ブラジル人MFガンソ(27)に代わり、清武がピッチに投入された。実に9月17日のスペイン1部リーグのエイバル戦以来、9試合ぶりの公式戦でCL初出場となった。

 

 今季移籍したセビリアでは、レギュラーとしての活躍が期待されていたが、移籍期限ギリギリの8月末、マンチェスター・シティー(イングランド)から元フランス代表MFサミル・ナスリ(29)が加入すると、清武の状況は一変。先発どころか、ベンチメンバーから外れることもあった。

 

 清武は、現状について「試合に出たらある程度のパフォーマンスは絶対にできると思うけど出られない。何が足りないのか。そこは監督との相性だし、言語もそう。冬まではどこにも行けない。これで腐ってもしょうがない。練習でやり続けるしかない」と、苦悩の胸中を語っていた。

 

 この日はナスリが負傷したため、久しぶりの先発復帰が見込まれていたが、その代役に指名されたのは清武ではなかった。それでも途中から出場すると、積極的なパス交換でチームにリズムをもたらし、チームの2加点に貢献。ブランクをまったく感じさせないパフォーマンスで存在感を示した。現在セビリアはスペインリーグ3強(Rマドリード、Aマドリード、バルセロナ)と互角の優勝争いを繰り広げ、CLでも決勝トーナメント進出は確実な状況。

 

 清武は「今のセビリアは強い。ここにきてチームができている感じがある」と話したが、自分が出ていない状況にもどかしさもある。約1か月半ぶりの出場でCLの舞台を初体感した清武は、この経験を生かして、逆境をはね返すことができるか。