長谷部に最大級賛辞「和製ベッケンバウアー」

2016年11月02日 10時00分

リベロとして新境地を開きつつある長谷部(手前=ロイター)

 日本代表主将のMF長谷部誠(32=Eフランクフルト)が意外な高評価を得た。ドイツの大衆紙「ビルト」は10月28~30日に行われたドイツ1部リーグのベストイレブンに長谷部を今季初めて選出。今季欧州チャンピオンズリーグにも出場している強豪のボルシアMG相手に0―0で引き分けた内容をたたえた。

 

 長谷部は本職の守備的MF(ボランチ)ではなく、最終ライン3バックの中央でプレー。リベロと呼ばれるポジションで2試合連続無失点に貢献した。これには専門誌「キッカー」も2・5の採点(最高が1、最低が6)を与え「まるでセンターバック以外でプレーしたことがないと思わせるほど慣れていた」と寸評。

 

 Eフランクフルトでスポーツダイレクターを務めるブルーノ・ヒュブナー氏も「彼は才能ある選手。多くのポジションでプレーできるし、冷静で決して自分を見失うことはない」と話し、ドイツの英雄のフランツ・ベッケンバウアー氏(71)になぞらえ「ジャパニーズ・フランツ・ベッケンバウアー」と称した。

 

 過去、長谷部はボランチでの出場機会を失っても、サイドバックでの出場で存在感を示したことがあるマルチプレーヤー。今回はチームの苦しい台所事情からリベロを務めているが、ニコ・コバチ監督は本格的なコンバートも視野に入れているという。