更迭論消えぬハリルに続投支持者が!その仰天理由

2016年10月29日 16時30分

迷走するハリルホジッチ監督にも支持者はいる

 進退問題が浮上しているサッカー日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(64)に意外な声がかけられた。ロシアW杯アジア最終予選でのふがいない戦いの連続に加え、イレブンから戦術や指導法に対する指揮官への不満が噴出。更迭論がなかなか消えないのが現状だが、日本サッカー界には少なからずハリルホジッチ監督を支持する勢力もいる。彼らが“続投”を求める理由とは――。

 

 日本はW杯最終予選4試合で2勝1分け1敗の勝ち点7でB組3位。W杯出場にはB組で2位以内になるか、3位となり、A組3位とアジア5位決定戦に勝利した上で北中米・カリブ海4位国とのプレーオフに勝つ必要がある。予選は残り6試合あるが、2017年には苦手の中東で3試合を戦わなければならず、予断を許さない。

 

 ここまでハリルジャパンは同予選初戦でUAEに敗れるなど低調な試合が続いていることもあり、サッカー界からは指揮官の解任を求める声が絶えない。これに対し、日本サッカー協会の田嶋幸三会長(58)は20日の理事会で「協会としては全面的に(監督を)信頼して戦うしかない」と語るなど、火消しに躍起だ。

 

 11月15日のサウジアラビア戦(埼玉)で敗れれば、更迭を求める声が高まるのは確実。だが、そんな中でも少数ながら“続投支持派”もいる。あるJリーグ関係者は「監督を代えないほうがいいかもしれない。ダメな監督ほど、選手たちが勝つためには“どうやるか”と考えるようになるから」と指摘する。

 

 さらに、02年W杯で当時の代表監督だったフィリップ・トルシエ氏(61)のやり方に反発した選手が、自分たちで試合を組み立てたことに着目し「試合で何か起きたとき、ピッチでやらなければならないのは選手なんだし、自立するチャンスじゃない? 本当にダメならW杯(本番)で代えればいいわけだしね」と続けた。

 

 6日のイラク戦では、1―1で迎えた終盤にDF吉田麻也(28=サウサンプトン)を前線に上げるパワープレーに出て、勝利をもぎ取った。これもピッチにいた選手たちの考えで、ハリルホジッチ監督の指示ではなかった。予選突破しなければ何も始まらないが、W杯で勝つには監督の“言いなり”になっているだけでは無理。日本代表のレベルアップのためには“ダメ指揮官”の存在が必要なのかもしれない。