「東京五輪」サッカー代表監督は誰?広島・森保監督に“打診”も…

2016年10月28日 06時30分

東京五輪サッカー男子代表監督に名前が浮上している名波、森保、長谷川、風間(左上から時計回り)

 2020年東京五輪サッカー男子代表監督は誰が務めるのか。4年後の五輪に臨む新チームは来年5月以降に発足する予定で、日本サッカー協会は、すでにJ1広島の森保一監督(48)に五輪代表監督を“打診”していたことが判明。川崎の風間八宏監督(55)をはじめ、G大阪の長谷川健太監督(51)、磐田の名波浩監督(43)の名前が浮上する中、水面下では激しい売り込み合戦が繰り広げられているという。

 東京五輪の主力世代になるU―19日本代表は、現在開催中のU―19アジア選手権でベスト4入りを果たし、5大会ぶりのU―20W杯出場権を獲得した。来年の5月の同W杯(韓国)後、東京五輪に臨む新代表チームを正式に発足させる予定だ。

 そこで注目されているのが監督人事だ。西野朗技術委員長(61)は、7月上旬に「ちょうど話を始めたところ」と指揮官選定の検討に入っていることを認め、従来通り日本人を監督にする方針を明かした。U―20W杯後、しっかりと現状を検証し、ビジョンを固めた上で、2017年中に新指揮官を選定するとみられる。

 当然ながら、Jリーグクラブを率いている指導者が監督候補になるが、協会側は広島を3度(12、13、15年)の日本一に導いた森保監督に就任を“打診”したという。

 ある関係者は舞台裏をこう明かす。「協会は東京五輪に向けてクラブを通じ、森保の意思確認を行ったと聞いているが、森保は“新スタジアムができるまで広島で監督をやりたい”と言ったようだ。でも新スタジアムは、まだ着工すらもしていない。完成までは何年もかかるし、森保は(五輪監督を)やらないということじゃないか」

 新チーム発足までは時間があり、他の監督候補の動向などもあるため“完全に消えた”とまでは言えないまでも、有力候補から一歩後退した格好だ。すでに風間監督、長谷川監督に加えて、若手の名波監督の名前が浮上する中、固辞したわけではないものの、森保監督の意向は新五輪代表監督の選考に大きな影響を与えそうだ。

 一方で、協会の田嶋幸三会長(58)や西野委員長に対して、各方面から五輪監督の“売り込み”などが相次いでいるという。

 Jクラブ関係者は「西野さんと付き合いのある関係者たちが、自分たちが懇意にしている監督を売り込んでいるって聞いています。今季限りで(川崎の監督を)辞める風間さんは田嶋会長と同世代で昔から仲がいいし、いろいろと話はしているみたいですよ。名誉ある東京五輪の監督ですから“頼むよ”くらいは言ってるかも」と話した。

 東京五輪はメダル獲得が至上命令になると同時に、2022年カタールW杯に向けて貴重な選手育成の場ともなる。協会内には勢いのある若手指導者を求める声も出ている中、実績も重要な要素になるが、果たして大役を射止めるのは誰になるのか。