Jリーグ「ルヴァンカップ」決勝は15日、埼玉スタジアムで行われ、浦和が1―1からのPK戦の末にG大阪を下し、13年ぶり2度目の優勝を飾った。

 先制したのはG大阪だった。前半17分、自陣のセンターサークル付近でMF遠藤保仁(36)からパスを受けたFWアデミウソン(22)が、スピードに乗ったドリブルで50メートルを独走。最後は浦和GK西川周作(30)との1対1を冷静にゴール左隅へ決めて、チームに待望の先制点をもたらした。

 しかし、浦和が土壇場で意地を見せる。後半31分、右CKから交代で入ったばかりのFW李忠成(30)がヘッドで押し込んで同点。執念の一撃で終盤に追いついた。

 試合は1―1のまま延長戦にもつれ込んだが、120分を戦っても決着がつかずPK戦へ。G大阪4人目のFW呉屋大翔(22)のキックを西川が右足でスーパーセーブ。浦和がPK戦を5―4で制し、13年ぶり2度目の栄冠に輝いた。