【W杯アジア最終予選】日本引き分けでハリル解任回避 光明は3戦連続弾の原口

2016年10月11日 20時20分

オーストラリア代表に同点ゴールを決められがっくりするMF山口蛍(中、ロイター)

【オーストラリア・メルボルン11日発】サッカー日本代表は、当地で行われたロシアW杯アジア最終予選オーストラリア戦で1―1と引き分けた。B組首位だった最大のライバルを相手に敵地で勝ち点1を得て、進退問題が浮上しているバヒド・ハリルホジッチ監督(64)の解任はひとまず回避された。

 

 負ければ更迭の可能性がある一戦で、ハリルホジッチ監督はFW本田圭佑(30=ACミラン)を1トップで起用、そして不振のMF香川真司(27=ドルトムント)を先発復帰させるなどチームに大胆なメスを入れた。

 

 この采配が功を奏す。前半5分、中盤でボールを奪った日本はMF長谷部誠(32=Eフランクフルト)から本田へとつなぎ、DFラインの裏へ抜け出したFW原口元気(25=ヘルタ)へスルーパス。原口はGKとの1対1を冷静に決め、日本に待望の先制点をもたらした。前線の本田の存在感が、原口のスピードを引き出した形。ひとまずハリル采配がハマった。

 

 しかし、このまま勝たせてくれるほどオーストラリアは甘くなかった。

 

 後半に入ると立ち上がりから攻勢に出られ、同6分にペナルティーエリア内で抜け出したFWトミ・ユリッチ(25)を原口が後ろから倒してしまいPKを取られる。これをMFマイル・ジェディナク(32)に決められて追いつかれた。

 

 その後は一進一退の攻防が続くが、両チームとも決定力を欠いて引き分けのまま試合終了のホイッスル。日本は白星こそ逃したが、強敵を相手に敵地で貴重な勝ち点1を手にした。

 

 苦しいチーム状況の中、過酷なアウェーの地で引き分けに持ち込んだハリルジャパン。痛恨のPKを招いてしまったとはいえ、3試合連続ゴールで日本の新エースとなりつつある原口の存在は大きな収穫といえそうだ。