日本代表は6日、ロシアW杯アジア最終予選イラク戦(埼玉)に2―1で勝利した。FW原口元気(25=ヘルタ)が2試合連続ゴールで日本を勝利に導いた。前半26分、MF清武弘嗣(26=セビリア)からの折り返しに、GKを背にしながら右足のヒールキックで合わせる技ありの一発で待望の先制点をもたらした。

「あれは自分の良さが出た。落ち着いてできた。ああいうプレーをしていきたい」。会心のゴールに珍しく自画自賛で振り返った。

 9月のタイ戦に続く2戦連発で最終予選は絶好調。ラッキーボーイになりつつあるが「自分は運だとは思っていない」とキッパリ。見据える先は脇役じゃない。あくまで日本のエースだ。

「個の部分では打開できた。もっと新しいアイデアを出していきたい」とどこまでも貪欲な姿勢で貫禄すら漂う。このまま大ブレークとなるか。