U―16アジア選手権(インド)に出場していたU―16日本代表が1日、成田空港に帰国。優勝こそならなかったものの、ベスト4入りして来年に開催されるU―17W杯出場権を獲得した。

 バルセロナの下部組織で活躍した逸材で、チームの中心選手として存在感を発揮したFW久保建英(15=FC東京U―18)は「自分は個で相手を抜き去るとか、個で打開する力がまだまだ足りないなと思った」と反省の言葉を口にした。

 2―4で敗れた準決勝イラク戦は、準々決勝UAE戦で相手選手に右足を踏まれて負傷した影響で後半途中から出場。得点に絡む仕事ができず、最後は不完全燃焼に終わっただけに「苦しい時間帯からだったけど、何もできず悔しかった」と振り返った。

 FC東京U―18所属だが、すでに2種登録されており、トップチームの試合に出場も可能な立場。Jリーグ史上最年少出場記録(15歳10か月6日)更新の期待が膨らむ中、久保は「まずはユースで頑張りたい。まずはそこからです」と冷静に足元を見つめた。