欧州チャンピオンズリーグ(CL)の2016―17シーズンが13日(日本時間14日)に、いよいよ開幕。今季のCLもスペイン2強が引っ張る展開になりそうだが、現状は明暗が分かれている。昨季11度目の優勝を果たしたレアル・マドリードは今季もリーグ戦開幕3連勝と好発進。欧州選手権で左ヒザを負傷して戦線離脱していたエースFWクリスチアーノ・ロナウド(31)は10日のオサスナ戦で復帰し、前半6分で得点を挙げる活躍を見せた。CL初戦のスポルティング(ポルトガル)戦でも高いパフォーマンスが期待でき、今季も優勝候補の筆頭だ。

 一方、2季ぶりの王座奪還を目指すバルセロナは、ホームで行われた11日のアラベス戦で1―2とまさかの敗戦。FWリオネル・メッシ(29)が股関節痛で先発から外れた影響が大きかった。FWルイス・スアレス(29)、FWネイマール(24)の「MSN」トリオの出来が今季もチームの生命線になる。

 これを追うのが昨季準Vのアトレチコ・マドリード(スペイン)と、4季ぶりの優勝を目指すバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)。D組に同居しただけに、1位通過がどちらになるかで大会の勢力図が変わる可能性もある。