欧州チャンピオンズリーグ(CL)の2016―17シーズンが13日(日本時間14日)に、いよいよ開幕する。日本代表MF香川真司(27=ドルトムント)にとっても今季のCLは何としても結果が欲しい大会だ。5年前にドルトムントで初出場した時は1次リーグ6試合全てに出場。第5節アーセナル戦で初ゴールを決めたが、チームは勝ち点4しか取れず最下位で敗退した。マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)に移籍した12―13、13―14シーズンは合計11試合に出場したものの無得点。ドルトムントに復帰した14―15シーズンも5試合無得点でインパクトを残せていない。

 リーグ戦との並行開催、さらに日本代表として臨むロシアW杯アジア最終予選もあって過密日程が大きな壁になるが、欧州でもうワンランク上のクラブへの移籍を考えると今季の活躍は必須。開幕戦のレギア・ワルシャワ(ポーランド)戦も重要だが、早くも第2節に激突する昨季王者レアル・マドリード(スペイン)との一戦は今後を占う大一番と言っていい。

 6日まで行われたW杯予選で足首を捻挫し、10日の国内リーグ・ライプチヒ戦を欠場したが、すでに患部は回復傾向にあり、CL初戦出場の可能性は高い。今季こそ日本代表の「背番号10」の真価を見せたいところだ。